あなたがしてくれないと

〜レス歴3年目、妻の苦悩〜

第二夜 洋梨の下着

夫に拒否られていることに気づいたわたしは 女性としての魅力を磨けば 振り向いてもらえるんじゃないかと必死でおしゃれをした。

ちょっぴりセクシーな下着を買い揃えたり、 めずらしく化粧をしてみたり、 ヘアアレンジも見様見真似でいろいろ挑戦した。

しかし夫は一向にこちらに興味を示さない。

気づいてもらおうと着替えを忘れたふりをしてわざわざ下着姿で夫の前をうろうろしてみたりもしたがやはり無反応。

もう直接聞いてみよう、と感想を聞くと

むしろ夫の口から飛び出してきた言葉は残酷なものだった。

「ちんちくりん」「何をしても滑稽なだけ」「似合ってない」

からかって言ったのかもしれない、 だけど本気でおしゃれをしたつもりだったわたしの心はズタズタに引き裂かれた。

あ、女性として見られてないんだなと思った。

いろんなことを期待しながらおしゃれをした自分が惨めでかわいそうで大嫌いだった。

これはわたしの努力不足という問題ではないなと気づいた。

気に入って買ったちょっぴりセクシーな下着は 惨めな思いとともにタンスの奥にそっと隠した。

いつか日の目を見ることを願って

自分に原因を求める思考からの脱却

夫から拒否されていることを認識して最初の頃、私はその原因を自分に求めていた。

 

私がガサツでダサくてデブで女としての魅力が足りないからだとか

自分を責めて傷ついていた。

 

一方で、自分が女性らしく変わればきっと彼の反応も変わるだろうと信じて希望を持っていた時期でもあった。


だから、おやつを食べるのをやめたり、

ベタだけどちょっとセクシーな下着を着てみたり、

家にいるときもおしゃれ着に着替えてしとやかにあろうと努力した。

 

けれど、夫からの反応は、

「どうせダイエットなんて続かないんだから無駄な足掻きはやめなよ」とか

「汚れるから部屋着に着替えなよ」とか

下着に関しては無反応(触れたくない...?)など

 

結果はどれも惨敗...トホホ

 

正直めちゃくちゃ傷ついた!!

 

何やってもダメだから、これ私悪くないんじゃない?と思うようになった。

 

結局、直接彼に拒否する理由を聞いたところ、ただ純粋にしたいと思わないのだと。

 

色んな癖・趣味・思考の人がいるんだもん、

したくない人もいるよね、と受け入れたことでちょっとだけ楽になった。

 

 

私も彼も悪くない。

 

私は十分魅力的だし、自分に自信を持って生きればいい。

 

お互いを理解して、歩み寄っていければいいんだよ。

いま、まさにツラいです

レスに悩み続けて、夜中でも気持ちを吐き出す場が欲しくて始めたこのブログ。

ツラい時の心の拠り所にしていた反面、もう開かなくても済むように願っていた。

でも限界を迎えてまたここへ来ました。

いま、まさにツラいです...


わたしは生理前に欲が高まることが多くて、ここ数日ずっと欲求不満状態が続いていた。

ハグやキスだけでもいい、触れ合って満たされたいのに彼はきっとそんな気持ちじゃない。

嫌そうな反応をされるのが目に見えているから直接この気持ちを伝えるのが怖い。

もしかしたら無理矢理合わせてくれるかもしれないけど、そんなのは望んでないし、それじゃ全然満たされないと思う。

言うか、言わずに我慢しているか散々迷ったけど、 こんなことも言えずに我慢するのが馬鹿らしく思ってしまった、夫婦なのにさ。

結局、勇気出して「一緒に寝よ」とだけ言ってみたけど、 嫌そうに「え?💢」と返されまたも深く傷ついてしまった。

めそめそしてたら、「またメンヘラか?睡眠不足だからそうやって精神が不安定になるんだ」と いつもわたしを精神病患者に仕立て上げる夫。

正直に「いま欲求不満で、フラれたから胸が痛い」というと、 さっきまでF1予選の話を熱く語っていたのに、途端静まり返る寝室...。

嫌なんだな、ってことがよくわかるよ。

私も無理強いしたくはないよ。

これから私たち、どうしていけばいいのかな。

君は現状維持で幸せなのだろうけど、私は不満がある。

ねじれの位置って私たちの関係のことみたいだね。

どうしたら2人とも幸せになれるの?

第一夜 涙に濡れた枕

最初の断り文句は「明日も仕事だから」だった。

はじめて言われたのがいつだったかは覚えていない。

だが、同棲するよりも前からだったように思う。

たしかに仕事に対してちょっと慎重な部分があったから、不満に思いつつも社会人ってそんなもんか〜くらいに思っていた。



この理屈でいくと、次の日仕事がない金土はOKということになる。

しかし、金曜の夜も、土曜の夜も
一向に寝ようとしないのだ。

こちらから早く寝ようと促してみても、
「せっかくの休みに早く寝るなんてもったいない」と夜中の3時ごろまで映画を見たりしている。

わたしもまぁ夜更かしは好きだったから、スマホでゲームをしたり、マンガを読んだりして待っていた。

夜も更けてようやく夫が寝支度をし、さぁここからが本番!という時になって飛び出したのが2つ目の断り文句。


「眠いから」



...いやいやさすがにおかしいでしょ?

わたしはよ寝ようゆーたやん?

ずっと起きて待ってたのに!


こんなことを言ってみても
夫は「寝させてくれ」と言って全く取り合ってくれない。



ここでやっと拒否られていることに気づいた。



悲しかった。

さびしかった。

魅力がないからなのかと自分を責めた。

孤独にひとり枕を濡らした。